「愛と幻想のファシズム〈下〉」 - 村上龍

愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)

エルクとの同化というのは
それぞれから見た自分の同化の事なのだろうか
しかしそうなってしまった相田剣介(ゼロ)をフルーツは気が狂ったと言う
それとも手に入れたかったのはゼロ?
誰よりも理解できるからこそ苛立つ関係
フルーツやレイコや村上龍の世界に出てくる
何処か透明で何かが欠けている女性にはやはり惹かれるなぁ

短いシーンながらも万田という父なる人物は強烈に印象に残った