完全無欠にほど遠い人間が公共の利益を実現するためには、派閥的なこだわりを捨てた公正な議論が欠かせず、そのためには各自が私心を去らねばならない。
 これこそ聖徳太子が唱えた「和を以て貴しとなす」の真意だった。
現代の我々も謙虚に耳を傾けるべき貴重な教訓ではあるまいか。