本日の格言 - ポジとかネガとか格差とか

貧富の差を広げている要素として、次に感じるのは、社会の見方や世界についての感覚ですね。学歴とか、年齢とか、職業とか、国籍とかよりも、個人のもつ意識の違いが大きい。実際に「ずり落ち」てゆくような人たちと話していると、共通点があります。それは、世の中の変化に対して頑(かたく)なであったり、盲目であるということです。目の前の現実は、変化している。でも、それを認めたくない。あるいは認めようとしない。私は少し話をしただけで気づいてしまう場合もあります。「あっ、この人は古いイメージにばかりこだわっていて、それを修正しようとしていない。社会を、まるで静止画のように捉えている…」という風に。よくネットが格差を広げると言いますが、いまはケータイやネット・カフェもあるのですから、装置よりも個人の意識の違いの方が影響が大きいと思います。

フラット化する世界から「ずり落ち」ないために。

僕だって君たちを見ていて、悪いところとか、足りないところとか、たくさん見えるよ。でもそんなことを指摘して何になる?

それでもっと悪いのは、ダメな大人の真似をして、自分のことは棚に上げて、人の粗探しばかりする人がいることだ。そうすると利口に見えると思っているかもしれないけど、そんなことしている暇があったら自分で何かやれ。

直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。

梅田さんがこの言葉を投げかけてる対象は「あなた」であって「いない誰か」ではない。"あなた自身"が何かを成し遂げたいと思ったときにどうするのが良いかそれを氏の経験から語っている。
「いない誰か」の視点で読み取らず、「あなた自身」で読み取る。あなた自身はどうありたいか。何かを成し遂げたいのか、一生人の批判をしていたいのか。批判するのは本当に相手のためだと思ってるのか、ただ単に気持ちが良いからなのか。その批判はあなたがしなければ他にだれもしないのか、批判がなければ...というのは自分が批判することを正当化したいだけなのかどうなのか、など。

梅田さんのメッセージ

みんなで成長していかなきゃいけないんだ。
だから、良いところを重視しよう。

悪いところより良いところを見ろ。

人を否定しないというのは、なかなかむずかしいことなのかもしれません。
欠点のほうが見つけやすいからなのか、人間の性質からなのか、マイナス思考になりやすい気がします。
それは、他人に対しても、自分に対しても、そうなりやすいということです。
(性格や価値観にもよるでしょうけど。)
他人に対して、あら探しばかりやっていると、同じような人が寄ってくることでしょう。
批判されてうれしくない人は、そういう人を避けますから。
それは、その人の言動の結果でしょう。

自己評価を高めるには