「17歳のカルテ」

★★★☆☆
アンジェリーナ・ジョリーの強制的に運ばれていくときの演技が凄い
その後にウーピー・ゴールドバーグが所々に出てきて名言を呪いのように残していく
人の喜怒哀楽を極限まで表現してしまう彼女達
医者は「君は周りを傷つけている」と言う
それはなぜか
自分の感情のままに表現できてしまう彼女達は未成熟なのだ
そしてそれを「自由」と呼んだり
「私の勝手でしょ」と言い放つ
やがて自分の感情の振れ幅を調節できるようになり退院となる
最後には亡霊とも見える哀れな彼女達が襲う
「お前は死んでいるから誰も背中を押さない」
これは過去の自分自身との決別を表す意志

最初はなんで１７歳のカルテなんだろうと思ったが見ていて納得
成人になる手前の混沌とした精神状態と哀愁
彼女達を懐かしく思うし羨ましいとも思える
だからこそ前に進める

中二病っていう題名じゃなくて良かった・・・ｗ