という夢をみた

新生児室でカタログを片手に子供を見ている。
カタログにはベッドで寝てる子達のデータが載っている。

  • どんな遺伝子を掛け合せたのか
  • 今の遺伝子の状態はどうなのか
  • 目や肌の色とか運動能力や思考能力のタイプや資質
  • 将来はこんな仕事をするだろうやオススメの人生コース
  • 値段

それを見ながらこの子はいいねとか喋っている。
なんか選んだら手数料みたいなのを取られた。ひとり5万円。
名前を付けたいのなら指名料で更に5万円と言われ支払う。
漢字で1文字から6文字までで読み方通りなど使える文字がやたら限定されていた。
店員はにこやかに
「その隣で寝てる子も似たようなデータなんですよ。兄弟とでもいいますか。どうですかセットでお安くもできますよ」
と売り込んでくる。にこやかにチュートリアルの頁をめくる。
その後は育てる地域を選ぶ。
選べる教育コースと教育機関が地域ごとの特色として載っている。
通常のコースならば料金は掛からないのだが、
アクシデントがあった場合や、オプションで選択できる教育機関を選択すると料金が上乗せされると説明を受ける。
とりあえず大まかなコースを選んだらあとはお任せ。
面会日以外は成人するまでは会えないとのこと。
店員はにこやかに
「どんな地位や信用、遺伝子をお持ちの方でも子供を虐待する可能性は0じゃありませんから」
と言った。

自分と彼女は嬉しそうにその病院を後にした。



自宅についてイチャついていると、他にも女性が住んでいて一夫多妻制ということを知る。
え?なに?なに?とパニックているんだけど、自分と思われる人物は表情も特に変わらず、それを見ている自分だけが取り残されている。
それを知ってか知らずか彼女たちは絡み合いながら優しく微笑んで
「いつもこうでしょ?」
そのセリフがフランジャーを掛けたように響いて目が覚めた。
額に吹き出物ができた。