よーとScratch

子供は飽きっぽい。いくらゲームを買っても途中で飽きて次のゲームが欲しくなる。
なんかこれは面倒だなーと思い、ゲームを遊ぶより作らせればいいやという結論に達した。
個人的には国語算数英語と共にプログラミングも小学校のうちから必修だと思っている。
いくつかクリップしていて、比較してみたけど、どれもまーおんなじような…


KIROBOでセンサーを使ったプログラミングにチャレンジ! :: エレキット・ウェブ・ワールド

http://www.elekit.co.jp/product/summer/program/2/

難易度が高そう。


「コードを見せて、もっと良くなるよ」と言える子どもが生まれる--Sugar Labsが描く未来:スペシャルレポート - CNET Japan

http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20404126,00.htm

プログラミングというよりは教育用のフレームワーク


小学生が学ぶビジュアル言語ビスケットがすごい - A Successful Failure

http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20091129/1259463657

なかなか良さそう。


ブロックの組み合わせでプログラミングする教育用ツール「Scratch」日本語対応新版が登場 - スラッシュドット・ジャパン

http://slashdot.jp/article.pl?sid=08/09/04/0830245

ビスケットと似たような感じかな。


良いもの。悪いもの。: Scratchでプログラミングする子供たち

http://handasse.blogspot.com/2010/03/scratch.html

あー、これは理想だ。これにしよう。



一日目

という訳で本買ってよーくんに渡して。
最初はURLやらScratchなどが読めなくて二の足を踏んでいた。
その辺は適当に教えつつ、SDK整えて。

マウスなどは一応使ったことがあるらしくPC上の操作は特に問題ないのだが、URLを打ったりできなかった。
なのでFとJに人差し指を置いてもらって、「hと打つ場合には右の人差し指で右」や「tは左の人差し指の上」とか言ってキーボードの基本的な使い方を。
あとはScratchのUIに慣れるのとスプライトの表示まで。

二日目

whileという概念が楽しいらしく(Scratch上ではずっとと表記されているのでwhile(1)か)、
延々と猫のスプライトを動かしてはにゃーと言わせている。
楽しい!コレ見て!こんなになった!とか、
なんでこーなるんだーこーじゃないー!とか、
プログラマらしい独り言がガンガン出ている。声のボリュームが常に最大なので(楽しいから興奮している)、隣の部屋に居てもどこで詰まっているか、今何を組んでいるかがよくわかる。新しい見える化の形を見た。


見ていて

一日2時間くらいずつ。
Scratchはいろんなブロックを組み合わせてプログラムを行うという形。
ブロックには上記の一定のブロックを囲む「ずっと」というものや、「x軸上に○○移動させる」といったものがある。
任意の値を入力できるブロックには必ず10000とかの酷い値を入れてるのを見て、ああ男の子なんだなと思った*1
あとはずっと同じことに対して微妙に調整をして、自分の動かしたいようにずーっとやってる。
後ろから見てると退屈なんだけれども、本人は興奮しているので楽しいんだろう。
思ったとおりのモノができるとにやにやしながら嬉しそうに見に来て!と言ったり、
これからこうしようと思ってるんだけど、まだできないからまだダメ!と追い出されたりしている。
コミュニティにはコレで作ったゲームも置いてあるんだけど、ブロックの組み合わせで作るという性質上、エディタが大変不便ではあるなぁと個人的に思った*2が、子供からしたら大変ではないのかもしれない。
ざっと触った感じでは概念を伝えるのに大変良く出来ている。プログラミング版ACID*3のように思えた。
決め手は書籍があったこと。手元にあるアナログなものから写経できるっていうのはやっぱり良い。


スクラッチアイデアブック―ゼロから学ぶスクラッチプログラミング

スクラッチアイデアブック―ゼロから学ぶスクラッチプログラミング

*1:waitブロックに5000秒とか終わんないからやめてw

*2:狭いし早く組めないし

*3:DTM